東南アジアの潜水艦 2012 9 2

2012年8月30日の産経ニュース(Web版)では、このような記事があります。

「東南アジアで潜水艦の調達着々 中国海軍力増強に対処」

【シンガポール=青木伸行】東南アジア諸国では、
ベトナムがロシアから購入した初のキロ級潜水艦が進水し、
年内に引き渡されるなど、
中国の海軍力増強に対処する潜水艦調達が着々と進んでいる。
 ベトナムはロシアからキロ級潜水艦636MVを6隻、
総額20億ドル(約1千572億円)で購入し、
このうち1隻目が28日、
ロシアのサンクトペテルブルクで進水した。
航行試験を経て年内にベトナムへ向かう。
残る5隻の建造と引き渡しは、2016年までに完了する。
 一方、インドネシアは今月、韓国に潜水艦3隻を正式に発注した。
生産技術の移転も伴い、最初の1隻は韓国、
残りはインドネシアで建造される。
1隻目は2015年に引き渡される予定だ。
(以上、引用)
 このように東アジアでは、軍拡が続いています。
しかし、日本では、予算面で「軍縮」が続いています。
 そんな日本に対して、中国は、「馬鹿じゃないか」と思っているでしょう。
おそらく、東南アジア諸国も、そう思っているかもしれません。
 東南アジア諸国は、中国の海軍力増強に対処するために、
着々と、軍事力を整備しているのに、
「いったい全体、日本は何をやっているのか」と思っているでしょう。
 安全保障の軽視は、日本政府の伝統です。
国防費がGDPに占める割合で考えると、
韓国の2.7%やフランスの2.6%は無理だとしても、
日本の国防費を世界平均の2.0%にしたいところです。
現在、日本の国防費は1%未満です。
(出典 「米軍が見た自衛隊の実力」 北村 淳)
 これで、日本は、
国連の安全保障理事会の常任理事国になりたいと言っているのですから、
「気でも狂ったのか」と言いたくなります。
安全保障を軽視している国が、安全保障理事会の常任理事国というのでは、
ブラックジョークでしょう。

































































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